Shop【オフィス】

店舗づくりの数ある問題に対して、デザインに関わるプロの視点からアドバイスをしていくシリーズ。

物販・サービス・飲食などの店舗の開業を目指す方に向け、店舗デザインの考え方をFAQ形式で回答していきます。

 

今回のお題は…『OAフロアのデザインとコスト』について

 

 

【Question】

オフィスの新設計画をしています。

できる限り配線を隠し、オフィスのデザイン性や安全性を重視したいので、OAフロアを導入したいです。

そこで費用を抑えるための工夫はありますか?

 

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【Answer】

OAフロアには、置敷タイプと 高さ調整が可能な支柱タイプの2種類があります。

 

施工にあたってコストをなるべく抑えたい場合には置敷タイプが適していますが、既存の床が平らでなかったり、オフィス内の什器・設備の重量が耐荷重範囲を超えてしまっている場合には、置敷タイプであっても低コストでの実現は難しくなります。

環境により選定基準も変わっていきますので、機能性や配線量、レイアウト変更の頻度なども視野に入れて検討するのがよろしいかと思います。

 

費用面の工夫として、地元の業者を利用すること(輸送費削減)や、助成金・補助金の活用などが挙げられます。

オフィスが広い場合は、必要な材料を一括で注文することで大量入荷による割引が適用されることもあります。

 

OAフロアでの床仕上げ材に関してはいくつか種類がありますが、最もメジャーであるタイルカーペットをお勧めいたします。

施工性はもちろん、静電・遮音・防臭性能に優れており、他の安価な床材と比べてもオフィス空間の快適さに差がつきます。

 

この記事を書いた人

庄村光央
庄村光央インテリアコーディネーター
父が現場監督、母が設計士、兄が大工という生粋の建築一家で育つ。その影響もあってか、幼少の頃のお絵描きと言えば住宅の平面図や空間パースを描いていたという。高校在学時にはインテリアコーディネーターを最年少取得年齢の17歳で合格する。
将来は機能美とデザイン性が共存する、人々の記憶に残るような住宅を手がける設計士を目指している。