DATA
小布施町のメインストリートの一角に、国産小布施栗を使った本格派の菓子店が完成した。
テナントビルは街並みに溶け込む和風建築で、省スペースながらも厨房の面積を増やし、その場で製造したアイスや飲み物を観光客に提供する。
小布施といえば栗だが、実は国産栗のみを使用して菓子作りをする店は少ないという。
そんな中、自社で栗の加工場も小布施町に設け、ものづくりにこだわるオーナーの思いを店のデザインに反映した。
若い人にも楽しんでもらえるようなアレンジメニューも取り揃えているため、極力コテコテしたデザインではなく「シンプルで機能的」になるよう配慮。
客を店内に入れない間取りにすることでより広い厨房スペースを確保し、商品台の後ろから陳列も行えるため、少人数での接客が可能となっている。
繁忙期にはテイクアウトと物販で忙しくなるため、スムーズな動線計画が重要となる。
- 所在地
- 小布施
- 構造
- 木造
- 建築面積
- 19.88㎡
- 竣工年月日
- 2024年8月