House【A Type】

 

 

みなさんは新築するときにどんなメーカーのコンセントをお選びですか?

 

僕も色々なメーカーのコンセントをコンセプトに合わせて、ご提案していますが。

最近のお気に入りはこれ。

 

 

American Typeのコンセント。

アメリカンガレージの輸入販売もしているので、こういったものも一緒に輸入するのが楽しみ。

日本の家電製品は変換プラグなしで使えます。

 

最近の日本メーカーはスッキリとしたディティールばかり追求しているように思いますが、なんていうかストーリーを感じない。

こういっただらしない感じや、雑さに愛着が持てるんですよね。

 

 

これなんて亜鉛メッキですよ

たまに凹んでいるものなんかも入ってきますが、

検品のときに「早く家に帰ってドラマ見たいから、まぁいいやっ」って適当に仕事した人がいたんだろうなとか想像すると、ストーリーが生まれます。

真ん中のビスがマイナスなら100点ですが、製品ごと微妙に違う表情がいいですね。

 

たかがコンセントでも「なんでこれにしたの?」って聞かれて

「なんとなく」は嫌なのでした。

 

 

この記事を書いた人

竹内恵一
竹内恵一空間デザイナー
1987年生まれ|2級建築士・東京にてショップデザイン専攻
地元長野に戻ってからはグラフィックを扱う企業へ就職するも、空間デザインの世界が諦めきれず、数年後には起業を果たしBlackPepper LLPを設立。軽井沢の別荘建築で現場の経験も積みながら、デザイナーとしての道へと本格的に歩みを進める。2017年6月には株式会社BlackPepperを設立。同社取締役デザイナーとして、主に住宅・店舗設計を手がけている。

一見、住宅と店舗ではかけ離れているような分野だと思えるが、考え方や求められていることが違う分、別視点からの柔軟な発想を両デザインに落とし込むことができている。今もなお両立しているこのスタイルは妥協のない空間づくりへの姿勢の表れであり、今後も理想を描き続けるための核とも言えるだろう。