House【リビング階段のメリット・デメリットとは?後悔しない家づくり】

リビング階段は、住宅デザインの中でもよく見られる間取りの一つです。

今回は、そのメリットとデメリットをご紹介していきます。

 

 ※施工事例写真

 

メリット

まずメリットとして、他階につながる階段は部屋全体に開放感を与えます。

階段がリビングと一体化することで空間に広がりを感じさせ、印象的なデザインの一部となります。

階段の形状や素材を工夫することで、インテリアのアクセントにもなるでしょう。

上下階の行き来で必ずリビングを通るため、家族が顔を合わせる機会も増え、自然とコミュニケーションも生まれます。

 

 ※施工事例写真

 

デメリット

一方で、階段を利用する足音がリビングに響いてしまったり、家族やゲストが行き来することでお互いのプライバシーが損なわれる可能性があります。

また、階段周辺には障害物がなるべく少ないことが望ましいですが、特にリビング階段では家具や装飾品などが置かれることが多いため、安全面にも配慮する必要があります。

吹き抜けと併用されることが多いことから、主な居住空間となるリビングの温度管理が難しくなる点もリビング階段のデメリットと言えるでしょう。

 

※施工事例写真

 

風水的な観点からも、家の中央に位置する階段はあまり好ましくないようです。

リビングの階段が凶相というわけではありませんが、風水を気にされる方は注意すべき間取りかもしれません。

以上が、リビング階段の大まかなメリットとデメリットになります。

 

それぞれの要素をよく検討し、生活スタイルや好みに合わせて最適な選択をしましょう。

 

この記事を書いた人

庄村光央
庄村光央インテリアコーディネーター
父が現場監督、母が設計士、兄が大工という生粋の建築一家で育つ。その影響もあってか、幼少の頃のお絵描きと言えば住宅の平面図や空間パースを描いていたという。高校在学時にはインテリアコーディネーターを最年少取得年齢の17歳で合格する。
将来は機能美とデザイン性が共存する、人々の記憶に残るような住宅を手がける設計士を目指している。